コロナ禍のなか、来年度の補助金は・・・

皆様、こんにちは。M&A、事業承継、フランチャイズ店舗(多店舗展開)、商品企画など、付加価値をあげ企業価値を高め、経営者の駆け込み寺的相談を承っております、埼玉県川口市在住の経営コンサルタント(中小企業診断士)の小原です。

菅総理が誕生したいことで、今後日本の向かう方向はどちらになるのか?凄く気になるところですよね。安倍政権では3本の矢で、成長戦略が実施され所得が増えたかと言えば、実質賃金の下落があったことを考えれば増えていません。しかし、株価はあがり上場企業の資産価値はあがりましたし、中小企業にも補助金が沢山出されたのも事実です。

先日やっと、政府から概算要求が出されました。例年より約1ヶ月程度遅れでしょうか。これを見ると、一言でいえば「withコロナでどう成長するのか」がベースだということです。経済産業省の重点案の中で、分野横断的な課題への対応で、中小企業の新陳代謝が以下3つ盛り込まれています。

 生産性向上、規模拡大、マークアップ率上昇といった成長を志向する中小事業者に向けた支援
 事業承継・M&A・再生の更なる円滑化支援
 大企業とのパートナーシップ構築促進・フリーランスも含めた下請取引適正化策の強化

これを見ると、引き続き生産性向上のための設備投資などに補助金がつく可能性はあるかもしれません。また、事業承継やM&Aについても同様かと思われます。

但し、個人的には注意が必要かと考えています。菅総理は、中小企業基本法を見直す動きをしています。これは中小企業の恩恵を受けていた企業を無理やり中小企業の枠の外に追い出し、大企業の間でM&Aをし、生産性の改善を図ることが本流と考えているかも知れません。つまり、M&Aや事業承継により残るところだけ残し、生産性を上げるということです。

経済産業省から予算額が出ていないのでなんとも言えませんが、今後の動きについて、これを見ている方々も是非注視してください。

 

 

 

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