リサイクルショップの現実!
皆様、こんにちは。M&A、事業承継、フランチャイズ店舗(多店舗展開)、商品企画など、付加価値をあげ企業価値を高め、経営者の駆け込み寺的相談を承っております、埼玉県川口市在住の経営コンサルタント(中小企業診断士)の小原です。
先日、久しぶりにリサイクルショップの視察をしました。
場所は、埼玉県西部の主要都市の商店街にあります。
人通りも多く、集客には事欠かない立地条件であり、出店基準は
二重マルといったところでしょうか。
ただし、場所が地下1階にあり多少不利さはありました。でも、歩いていて
そのお店の入り口がわかりますから、「看板だけ「階段だけ」があるお店に比べたら
その点でもアドバンテージがあります。
まずは店頭をチェックしましたが、お買い得感の演出はありましたが、
何がお買い得なのか・・・
商品はハンガーにかけられ、5本程度でっしょうか?ハンガー台がありました。
また、値札が良くわからずでした。「処分価格」とか大きく出ていれば
お買い得感がわかるんですがね。残念でした。
店内はどうかというと、明るさは少し暗いですかね。明度が不足していると
思います。蛍光灯だけであり、無味乾燥とした感じで、衣服を取り扱う店舗作りの
雰囲気としてはいまいちです。
坪数は50坪くらいある感じです。通路幅は120㎝はとっていますので、少しは余裕が
ある感じ。そこの左右にぎっしり、ハンガーにたくさんの商品がかけられています。
品揃えは洋服、アクセサリー、カバン、靴でした。メインは洋服で主にレディースですね。
洋服は、モデルが古いものばかりです。ターゲットをそうしているのであればそれはそれで
ありかと思います。価格は1000円以下が8割~9割でしょうか。非常に安い。
この価格設定も凄くモデル遅れなので、良しとしておきます。
顧客層と価格帯はしっかり合わせる必要がありますから、その方針で運営していると思います。
店内で残念なのは、ゾーニングがきちんとされていないことと、VMDがうまく使われていない
点でしょうか。
商品数が多いので、どこに何があるのか?すごく迷う場面がありました。例えば、コートが欲しいと
思ったらそのゾーンがどこにあるのか?そもそもそのゾーンは存在しているのか・・・
白が欲しいと思ったら、その白はどこにあるのか・・・など、お客様がどういうシーンで購買行動を
考えているのか?もう少し工夫をされれば、売り上げが2倍、3倍にもなれそうなお店です。
お店は陳列の仕方を変えただけで、売り上げが大きく変わるものです。
皆様のお店は如何でしょうか?今一度見直しをしてみては如何でしょうか。