■リサイクルショップ

リサイクルショップをこれから経営したいと思っている人は多いと思います。それもそのはずで、ここ数年、メルカリをはじめとした中古品を売買するサイトができるなど、人が使っていたものを再度使うことへの抵抗感が大幅に低下していることが言えます。更に環境負荷軽減への参加やデフレ基調による所得の減少によるお金の有効な使い方をするなど、賢い消費者が増えたことがその要因であるともいえます。

◆マーケット概況

(1)市場規模

参照:リサイクル通信 https://www.recycle-tsushin.com/news/detail_3619.php

2017年の市場規模は前年比12.3%増の1兆9932億円。販売経路別では、店舗販売が前年に続いて0.8%減。ただ、事業者のネット販売が、15.9%増と伸びたため、BtoC市場で見ると3.2%増となっている。まだまだ成長産業として可能性の高い市場であると言えます。

(2)中古品購入の抵抗感

参照:楽天インサイト https://insight.rakuten.co.jp/report/20170824/

2018年楽天インサイトの調査によると。中古品を購入する際に抵抗感じている人が、抵抗を感じていない人を14.4ポイント上回っていることがわかった。ただし「抵抗がない」と感じている世代では、20代が41.3%で最も高く、年代が上がるにつれ徐々に割合が低下する。つまり若い世代のほうが、中古品の購入について「抵抗がない」と感じている。

◆繁盛店の鉄則

(1)買取(リサイクルショップの生命線)

買取を増やしたいが、なかなか買取数、買取金額が増えていかない?このようなお悩みはありませんでしょうか。リサイクルショップにとって買取はまさに生命線です。どうすれば増えるのか?「高く買い取ればいい!」と、今これを読まれている方はそう思っていないはずです。まさにその通りだと思いますが、そんな単純なものではないのが、このリサイクルビジネスの奥が深く、楽しいところの所以です。ずばり買取を増やしたないなら緻密な戦略が必要となります。

(2)立地

実店舗かECなのかで勿論違いますが、実店舗で始めるのであれば立地は極めて重要です。小売業においては「立地が全て」というふうにも言われます。都市型、郊外型で違いがありますが、セオリーは以下です。

1)通行量の多い通りを選ぶ

2)1Fの店舗を選ぶ

3)角地を選ぶ

4)間口が大きい店舗を選ぶ

5)駐車場のある店舗を選ぶ

(3)接客

実店舗であれば対面販売になります。接客は極めて重要です。店員により売上が大きく左右されると言っても過言ではありません。

1)専門知識

2)服装や表情

3)言葉遣い

(4)陳列

どこに何を置くか?これもとても重要です。皆さんが良く行くスーパーマーケットやコンビニなどの大手は、お客様の動きを良く考え商品を配置しています。これはリサイクルショップでも同じです。

1)目玉商品、お買い得商品、通常商品などをどこに置くか考える。

2)陳列の場所は定期的に変える

3)ゴールデンゾーンを意識する

(5)価格

リサイクルショップの命なのは価格付けです。高すぎず、安過ぎず、適正価格で売ることが大切です。ではその適正価格はどう見極めればいいのか?正解は在りませんが、考え方は以下です。

1)人気品かどうか

2)希少性があるかどうか

3)傷や汚れがどうか

4)元値はいくらかどうか

5)発売から何年経過しているか

(6)在庫管理

経営においてどれくらの在庫を抱えるのか?とても大切な経営課題にも関わらず無頓着に経営されている方が多くいらっしゃいます。健全経営、利益確保に直接影響するにも関わらずこのようなことを、言われるまで気づかず、「気がついたら資金不足・・・」のようなこともあります。

1)定期的な棚卸

2)定期的な価格変更

3)入荷日数管理

♦コンサルティングメニュー

1)相談

初回相談 1万円(1時間)

2)顧問

従業員10名未満の会社
5万円(半日/月1回) 10万円(半日/月2回)
※従業員が10名以上の場合別途お問合せください

3)研修

・対象人数1人~5人 6万円(1時間)
・追加1人あたり 1万円(1時間)

その他詳細は別途ご相談ください。